2012年6月11日月曜日

回路シミュレータ LTSPICE

クラブのA井さんが会社で使用しているテスターの導通チェッカーの音が小さいのでもっと大きい音が出る導通チェッカーを作れないかと依頼を受けました。手持ちにピエゾのブザーがあるのだけど、導通部分にはあまり電流流さないで、ブザー大きな音を出すためにちょっと大きな電流流せる回路の設計を始めました。

手持ちにあるNPNトランジスター2N3904とN-MOSFETの2N7000を使って回路を作ろうと思っているのだけど、抵抗の定数の計算のためにフリーソフトのLTSPICEを初めて使ってみました。1時間程度で簡単に回路を書き、ブザーに48mA流せる回路ができました。これでフリーなんだからすごいよね。





下が回路図。上がいくるかの点の電圧と電流値になります。

2012年6月10日日曜日

CDI開発(5) BTDC点火の必要性

BTDC (Before Top Dead Center ) 上死点前にプラグを点火する必要があるのは、プラグをスパークしてシリンダー内の混合気に着火しても完全に混合気が燃焼して圧力を出し、ピストンを押すには時間がかかります。そのため低速では5度程度上死点前での点火でよいのですが、高速回転になるともっと早く点火する必要があります。



ところで、2サイクルのエンジンには「パワーの谷」があるとのことですが、現在市場に出回っているRCEXLなどでも、パワーの谷を考慮しているものを見たことがありません。 効果ありそうだけど、どうやってパワーを測定すればよいのかな?




CDI開発(4) ロジアナでタイミング測定

今日はRCEXLのシミュレータを接続して、実際にどれだけディレー計算ができているか測定してみました。

トリガーとなるのはマグネットがHESから抜けるBDTC28度。ここからディレーをかけてCDIへスパークします。前に掲載したグラフのとおり、419rpm~1600rpmまではBTDC5度、1600rpm~4000rpmまではBTDC5度~28度のリニア、4000rpm以上はBDTC28度(遅延なし)となります。また、400rpm以下では固定で9.6msのディレーをかけています。(ここだけ信号パターンもちょっと変えてあります。)結果としては、想定どおりのディレーがかかっているようです。

Probe00 : HESからの信号入力(今回はRCEXLのシミュレータ使用)信号の立ち上がりがマグネットがHESを抜けたところBTDC28度です。

Probe01 : CDIへの出力信号。立下りでスパークします。

290rpm(固定で9.6msディレー)


1660rpm

2230rpm

3360rpm(もう4000rpmに近いのでディレーは小さく88us)

4680rpm(すでに4000rpmを超えているのでディレーは0。でもプログラム遅れで8us)
テスト環境(大きいボードがロジアナ、真ん中の小さいボードがタイマーボード、右の小さいボードはRCEXLのシミュレータとタコメータ)



2012年6月2日土曜日

CDI開発(3) 進角が変わる!

先週テストしたときにはロジックでは進角計算がちゃんとされていることを確認したのだけど、点火タイミングがぜんぜん変化しませんでしが、今日デバックし てみてHV(高圧回路)のスパーク点火のためのサイリスタのON/OFFのロジックが逆になっていたのがわかり、修正してテストしたところ進角が変わるの がタイミングライトで確認できました。

高速(4000rpm以上)で28度進角、アイドリング以下(今回1400rpm)で5度の進角の設定でその間をリニアに変更するのですが、シ ミュレータのモータをブラシレスに変更しても2000rpmまでしか回転が下がりません。それ以下だと止まってしまうので、その範囲でのテストですが、 15度くらい進角が動くので正しく制御されいるかと思います。ちゃんとマーキングして角度を測るべきなんでしょうが、どうもモーターの回転が安定しませ ん。低速だとこんなものなのかな?

後はアメリカからの改造キットを待って、ASPの4c-91を改造して実機テストです。

それにしてもタイミングライト助かりました!