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オンボード・グロープラグヒート製作(On-board glow plug heat circuit)④ソフトウェア編

さて、本プロジェクトですが、プログラムも完成し引き渡しを行いました。ユーザのところでも動作確認OKとのこと。近日中に飛行機に搭載されるようです。 動作はいたって簡単。 ・受信機からのPPM信号を受けてパルス幅を測定。 ・40ms以内にパルスがなければ、正常に受信機と接続できていないと判断しヒータオフ ・パルス幅が2ms以上だと、正常に受信機と接続できていないと判断しヒータオフ ・パルス幅が1ms以下だと、正常に受信機と接続できていないと判断しヒータオフ ・以下、正常パルスの時   パルス幅が1.2ms未満(かつ1ms以上)ならHIGHと判断し、ヒータオン   パルス幅が1.2ms以上(かつ2ms以下)ならMID、LOWと判断し、ヒータオフ プログラムやPCBデザインは商用不可としますが、ホビー用途で個人で使われるのはフリーとして公開しようともいます。 マイコンはPIC12F675を使用していますが、内臓4MHzで動作するPICならなんでもOKだと思います。同じ8ピンならPIC12F683とか。。。 一応、プログラムはCCS-C 5.08xあたりコンパイラーを使用しています。以前のバージョンでもOKだと思いますが、3.xや4.xではテストしていません。 自己責任でのご利用お願いします。 ソースファイル

オンボード・グロープラグヒート製作(On-board glow plug heat circuit)③ハードウェア編(続編)

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久しぶりにこのプロジェクト再開です。ブレッドボードでは動作確認したので、実際にハンダ付け。ブレッドボード型のユニバーサル基板に組んでみました。後は2個のDC-DC基板と接続して、箱にいれれば完成。 更新した回路 ブレッドボードを意識した部品配置

オンボード・グロープラグヒート製作(On-board glow plug heat circuit)②ハードウェア編

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簡単回路なので今回はエッチングせず、ユニバーサル基板で作ろうと思いますが、配線間違い防止のためにEAGLEで回路図とボード図を書いておきます。EAGLEはAUTODESKに買収され、現在のバージョンは9.0.0.  ボード図ではnetがまとめてみれたり、機能は充実。 ①LM7805による5V電源。推奨回路の通り、0.33uFと0.1uFのセラミックコンデンサを実装。元電源が出力電流の大きいLipoバッテリー、DC-DC基板上に220uFの電解コンデンサが載っていることから、特に安定化のための電解コンデンサーは付けません。 ②受信機からの信号読み取り回路(2SC1815)。受信機とは別バッテリーを想定して一旦トランジスタで受けます。 ③ステータス表示用LED(抵抗内臓タイプのため電流制限抵抗なし) ④DC-DCのFB制御用出力(ダイオード経由;ダイオードは1N4002使用)JP3/JP4の3番ピンをDC-DC基板のXL4005の2番ピンに接続します。 ⑤電源は2S,3S程度のLipoを想定してますが、DC-DCの入力電圧がMAX32, LM7805の入力電圧が35Vなので6SだってOKです。

オンボード・グロープラグヒート製作(On-board glow plug heat circuit)①構想編

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クラブメンバーからの依頼でTwinエンジン用オンボードプラグヒートを製作。日本でもあるメーカーが発売していて、それを使っていたらしいのだけど、使っていた製品が壊れ、製品はディスコンとのこと。ググってみたら、Hobbykingに Twin用のシステム があったのだけど、これもディスコン。 のちに シングルの物 ( $13.04) を二つ使うというのも見つけたけど・・・ メンバーからの要求仕様はシンプルで送信機のスイッチでヒートのオン・オフが出来れば良いとのことで、久々に手元にあったMicrochip PIC(12F675)を使って回路、プログラムを書いてみました。 グロープラグのヒートのためには1.2V~1.5V、4A程度が必要でMC34063+FETを使って回路を作っても良いのだけど、市販の安価で1.5V/5A出せるDC-DCコンバータ基板があったのでこれを2個使います。基板は XL4005 というチップを使用していて回路は以下のような感じ。市販の基盤はR2が10Kの多回転のポテンショになっていて、出力電圧を制御します。分圧した電圧(FBピン)が閾値の0.8Vを越えると、スイッチングが停止します。 このXL4005のFBピンにPICの出力をダイオードを経由して接続して、PICからの出力がON(5V)の場合は、スイッチングが停止するという仕組みです。 XL4005 DSN5000 Beyond LM2596 DC-DC adjustable step-down 5A power Supply module,5A Large current Large power

i2C LCD 備忘録

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長年ストックしていた16x2液晶パネル。少なくてもマイコンと6本の線の接続が必要だったので、使う機会少なかったけど、安価なi2cへの変換基盤を買って動作したので備忘録。 注文はAliexpressで5個$3.00... 80円/個 5pcs/lot IIC / I2C / Interface LCD1602 Adapter Plate 2.5V-6V LCD 1602 2004 私のところに届いたのはチップがPCF8574Aでアドレスは 0x3F(7bit) でした。 アドレスの調べ方; Arduino i2c scanner BoardI2C / TWI pins Uno, Ethernet       A4 (SDA),    A5 (SCL) tested 2018.1.9  Scanning... I2C device found at address 0x3F  ! done PIC Flex_lcd ライブラリー Microchip PIC、CCS-C Compilerむけの「flex_lcd」を使って、16x2のLCDで動作確認できました。 ターゲットは8pinの12F675です。8pinマイコンでもLCDが使えます。 ソース  はこちら。 参考サイト http://iot.keicode.com/arduino /arduino-lcd-i2c.php https://qiita.com/clses/items/ b4940804eb0a663fdc41 http://n.mtng.org/ele/arduino/ i2c.htm https://ht-deko.com/arduino/lc d_i2c.html http://www.tij.co.jp/jp/lit/ml /jajb003/jajb003.pdf https://www.youtube.com/watch? v=A_Yjaf16iqs http://controllerstech.com/i2c -lcd-in-stm32/ https://www.arduino.cc/en/Refe rence/...

MACでのSTM32開発環境構築  (STM32Toolchain)

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最近、開発環境はARM Cortex-M3をメインに移行中。STM32F103C8T6を載せた開発ボードは安く、パワフル。ST32CubeMXのツールもあるし、5V耐性ピンもあるので使いやすいです。 Windows ではKEIL MDK-ARM + Ulink2 環境を使っていますが、MDK-ARMはMACでは動かないので、Eclipseベースのtool chainをインストール。SWDはST-LINK/V2を使う予定。 今後のためのメモ。以下の書籍を参照。 Mastering STM32  (Version 0.21) A step-by-step guide to the most complete ARM Cortex-M platform, using a free and powerful development environment based on Eclipse and GCC Carmine Noviello This book is for sale at Here   This version was published on 2017-02-06 ① Java SEインストール ② Eclipse インストール ③ IDT add-onインストール ④ Javaセキュリティー対策    http://gnuarmeclipse.github.io/blog/2017/01/29/plugins-install-issue/ macOS1のディレクトリー / Library / Java / JavaVirtualMachines /.../ Contents / Home / jre / lib / security 移動するにはCommand+Shift+G でパスを入力 ⑤ Market place からGNU ARM インストール 続く

グロープラグ ヒーター設計 (MC34063バージョン)

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一度挫折したグロープラグヒーターですが、DC-DCチップを使用してテスト回路作ってみました。今度はプラグが凸入電流で切れることもなくちゃんと動いています。1.25Vでプラグもしっかり赤くなってるし。 でも、思いの外MOSFETが熱くなります。1.25V x 3Aで4W程度ですからしかたないのかな?発熱はFETがONの時のFETを流れる電流xRds(on)とスイッチング時に発生します。とりあえずスイッチングの回路の見直しです。   テスト回路を改造するまえにProteus8を使ってシミュレーション。 オリジナルの回路とスイッチング信号 (FETのドライブ回路が手抜きで抵抗だけ) 改良版の回路とスイッチング信号 (FETのゲートの電荷抜きのためにPNPトランジスタを実装)   こっちの方が綺麗な波形です。 発熱はどうでしょう?さっそくテスト基盤のハンダ付け・・・